ブックタイトル栗鼠ヘレンさんのお料理絵本

ページ
42/68

このページは 栗鼠ヘレンさんのお料理絵本 の電子ブックに掲載されている42ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

栗鼠ヘレンさんのお料理絵本

カーテンは空のブルーヘレンさんは、夏が近づいてきたので新しいメニューをレストランに出すことにしました。このメニューの絵を描くためにヘレンさんは、兎のスリーズさんと、めいのリュネットさんと一緒に、一面が見渡せる小高い丘に行きました。イーゼルに置いたキャンバスの上では、双子の青い鳥ヘンリーとジャックが物珍しそうに止まって覗き込んでいます。美しい山並み、遠くに見える海、豊かな平野がヘレンさんの心に話しかけてきます。ヘレンさんは、夏の一皿の絵を描きあげました。お店の前に絵を置いて、レストランにメニューを出したところ、お客様たちが、ひと足先に夏の味覚を味わおうと、次々といらっしゃいました。そして、「美味しい、美味しい、ありがとう」と言って帰って行きました。もうすぐ夏が始まります。「今年はレストランのカーテンを空のブルーに変えましょう」。ヘレンさんは窓を開けながらそう思いました。40