ブックタイトル栗鼠ヘレンさんのお料理絵本

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概要

栗鼠ヘレンさんのお料理絵本

嬉しい困りごとヘレンさんの住む森では、もう秋の収穫時期が巡ってきました。村の代表、カルブスさんから、今年もヘレンさんは、収穫祭のシェフを頼まれました。「今年も無事に収穫が済みましたね。今年の森の皆さんのご希望のお料理は何でしょうか?」とヘレンさんが聞くと、「皆は、何かエキゾティックな料理が食べたいと言っていますよ」とカルブスさんは言いました。ヘレンさんは、街の図書館で、いろいろな国のお料理を調べました。そして、遠い東の国のお料理、「しんじょう」というお料理を作ることにしました。海老と、蓮根と、里芋で「ダンプリング(お団子)」を作って、しょうゆのたれで食するお料理です。付け合わせに、野菜に黄身酢というドレッシングを添えたものも付けることにしました。それから、皆が食べ慣れたご馳走もメニューに入れました。収穫祭当日、森の皆はヘレンさんが用意したテーブルを見て、歓声をあげました。森の皆は、ヘレンさんに美味しいお料理のお礼にと言って、自慢のプリザーブや、ジャムや、花梨のゼリーや野菜やハムを沢山くれました。「こんなに貰ってしまって、どうしようかしらね。お店の分は確保してあるし、自分だけでは食べきれないし…」ヘレンさんには、嬉しい困りごとが1つ増えました。54